ターボで燃費アップするのか
日本の量産車のほとんどはNAエンジンを搭載しており、一昔前の様な元気のある車が減りました。
これはエコブームによって引き起こされた低燃費競争のために燃費が良いとされるNAエンジンを扱うようなったからなのです。
確かに無理やり空気を押し込んでその量に見合った燃料を噴射させるのですから燃費が悪くなるのも当たり前です。
しかし、ここ最近日本でも新たな低燃費対策を施したターボエンジンモデルが出てくるようになったのです。
最近で記憶に新しいのが日産のスカイラインセダン、先発して販売された3.5リッターエンジン搭載のハイブリッドモデルのバリエーションとして発売されたのがスカイラインセダン・ターボです。
このエンジンはいわゆるダウンサイジングターボというもので、燃費を向上させるために排気量を小さくし、その小さくなったことによるパワーダウンを過給機であるターボチャージャーで補てんするという考え方で生まれたものです。
エンジンはハイブリッドモデルが3.5リッターであるところわずか2リッターとし、そのパワー不足を補うためにターボチャージャーをつけています。
パワースペックは211psとNAの2リッターエンジンよりはパワーがありますが、3.5リッターモデルと比べると95psのダウンとなります。
はっきり言って3.5リッターモデルと同等の走りができるかといったらそれは無理だと思いますが、ターボエンジンが敬遠されている現在であえてターボチャージャーモデルを発売したことは喜ばしいことです。