事故の時はとにかく証拠を

事故を起こした時というのはある意味ショック状態で何が何だか分からなくなるものですが、起こしてしまったものは仕方がないので、あたふたするだけでなく今後のことを考えていきましょう。

 

事故を起こした時に命の次に大事なことは過失割合です。
どちらがどれだけ悪いのかというのを、50対50などという数値で表すのですが、完全に片方だけが悪いという100対0からお互い様という50対50まであり、これによってお互いの保険会社が相手に支払う保険金が決まってきます。

 

これに一番大きな影響を与えるのが事故に至った経緯とそれを裏付ける証拠です。

 

例えば車同士が一時停止の無い路地の交差点で出合い頭にぶつかったとします。
ぶつかった時の損傷個所としてボディにはへこみなり傷なりができることになるのですが、A車はフロントバンパーの前側から角にかけて、B車はサイドのフロントフェンダー部分にへこみだ出来たとします。

 

こういった場合に過失割合が高くなるのは、一般的にはA車という事になります。
これは、B車のフロントフェンダー部にへこみがあるという事は先にB車が交差点に進入し、それにわきからA車が突っ込んだという判断がされるためです。

 

このように過失割合は、ドライバー同士の言葉で決まるわけではなく、車のへこみや傷、位置関係を表すタイヤのスリップ痕などが重要となるのです。


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